協会のご案内

会長挨拶

公益社団法人 京都府看護協会
会長 豊田 久美子

 私は、令和4年度総会並びに理事会の選出を経て会長に就任いたしました豊田久美子と申します。誠に非力ではございますが、理事をはじめ会員の皆さまのご支援とご協力を仰ぎながら粉骨砕身の覚悟で職責を果たして参る所存ですので、どうぞご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い致します。
 会員の皆さまにおかれまして、日頃より看護協会の事業にご支援・ご協力を賜り心から感謝申し上げます。
 さて、令和4年度公益社団法人京都府看護協会定時総会は、今回も新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の観点から、昨年に引き続いて規模を縮小しての開催となりましたが、梅雨の間隙を縫って雨が上がった6月19日に無事に終えることができました。
 今年度の提出議案5つおよび報告事項6つもすべて承認されました。世界の人々を取り巻く環境は、未曽有の状況と言っても過言ではありません。減少傾向にあるとはいえ未だに終息の見通しがつかない新型コロナウイルス感染症や新興感染症、ロシアによるウクライナ軍事侵攻およびそれに伴う世界中の人々の平和と経済への揺らぎによって、命と暮らしは脅かされています。我が国においても、例外ではなくさらに人口減少や超少子高齢化が急速に進み、2040年を見据えた社会保障制度や医療提供体制、働き方改革等が大きな課題となっています。
 このように外的環境がいっそう厳しくなっている状況を鑑み、重点目標の柱は昨年度を引き継ぎ、地域包括ケアの推進、看護職が働き続けられる職場環境づくり、看護専門職としての資質の向上、災害時時看護支援体制の充実、看護基礎教育体制改革の推進、感染症対策の充実と看護職支援体制と掲げて取り組んで参ります。地域包括ケア推進では、京都府の実情に合ったきめ細やかさが重要であり、看護職ネットワークの構築を進めることが喫緊の課題です。
 また、総会に参加いただいた会員さまのご意見からも、基礎教育から看護職者へと適応と成長を促すための課題や制度づくりにいっそう取り組む必要性を認識したところです。
 私たちは看護専門職として、世界中のあらゆる人々の‘いつでも・どこでも・だれにでも’健康と暮らしを支援するプロフェッショナルです。 コロナ禍で看護の役割、力、重要性が認められ看護職への処遇改善の一端は見られましたが、それは序章にすぎません。京都府看護協会は府民の皆さまの顕在的・潜在的な看護への期待に応え、その役割をいっそう果たすために、全会員が一丸となってさらなる努力と飛躍を遂げなければなりません。そのためには、日本看護協会の2040年に向けて整理された課題である「看護の(価値の)可視化」「地域における看護の拠点の創出」「専門職としての働き方の確立」について、京都府看護協会としても6つの重点目標に織り込んで丁寧に取り組んで参ります。
 本会が公益社団法人として社会的役割を果たし、府民から信頼される職能団体であるためには、会員一人ひとりが自律した看護専門職の責務をいっそう果たし、さらに、職能団体として政策提言過程への参画と働きかけ、関係機関、・関連団体と協働しつつ、看護の専門性と固有の価値を発揮していく必要があります。そのためにも、本会の事業にこれまで以上に参画して頂くと共に、さらに多くの看護職の仲間に会員となって頂く取り組みを進めていきましょう。今後とも協会事業・運営に対して、広く府民の皆さま、会員の皆さまからのご意見等をお寄せ下さいますようお願いいたします。

 

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